株式インデックスには勝てないという話は以前から何度となく耳にしていたが、なんなく腑に落ちない感じがしていたが、この本を読んでわかったような気がした。ETFにお金が流れ込む仕組みができていて、取引の大半がプロであるのだから。
「1985年に初版が発刊されたが、基本となる考え方はその10年前に専門誌で発表されていた。」
「100年前、株式取引の90%は一般の人たちによるものだった。こうした状況では、プロの投資家は早く情報を入手できるので有利と考えられ、インデックス投資よりよい結果を残すことができた。しかし時がたつにつれて、ほとんどの人が退職金制度を運営する機関で投資信託や株価指数連動型上場投信(ETF)に投資するようになり、現在では90%以上の取引が、プロの機関投資家によって行われるようになった。そうなると、どんなに敏腕のプロも市場に勝つことはとても難しい。」
米国も時間をかけて株式投資の仕組みを作り上げてきた。
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