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ノイマンの軛 Von Neumann bottleneck が解けてきた

Mac Mini M2 に Google Sketchup のデータをもっていった

Google Sketchup の頃、作成した3Dモデルを Web版で開いてみた。
 https://app.sketchup.com/app?hl=ja
このファイルは Unity で読み込むことができているので、見慣れた光景ではあるが、懐かしさを感じる。
もう、Sketchup は Goolge から米Trimble Navigation Limited に移ってしまっている。
Google Earth に 3D Object がところどころに配置されていたものだった。

Unity で Sketchup で作成した .skp ファイルをインポートすることができる。
Unity経由で Cluster にも公開してある。

さて、Mac Mini M2 で以前作成したUnityのプロジェクトを開いてみたところ、Sketchup からのデータが表示されていない。

さんざん調べたところ、どうやら Silicon 版Unity では Sketchup ファイルは現在サポートされていない。(そのうちサポートされるらしい
Siliicon Mac の壁にこんなところで遭遇するとは。

対応策としては
  1.  intel 版の Unity をインストールして使う
  2. Sketchup 2017 をダウンロードして FBX にエクスポートする
  3. Web版の Sketchup に課金して FBX にエクスポートする
などがあるらしい。Trimble のサイトでは Sketchup 2017バージョンはダウンロードできなくなっているが、Windows用の 2017 を探し出して、昔の .skp ファイルを無事読み込むことができた。Mac Mini M2 登場で、少し前に買って失敗した .... ゲーミング Windows PC が役にたって少し嬉しい。

skp ファイルは 3Dモデルも画像もまとめて取り込むことができたが、FBXだと画像が付いてこないので、今回の場合、使い物にならない。
OBJ形式でエクスポートしてできた .obj と .mtl ファイルと 画像が入ったフォルダの3つを Unity へ ドラッグ&ドロップしたところ、上手くいった。(Unity 2019.4 くらいからマテリアル情報 .mtl 対応したらしい)

無事、WebGLビルドまでできたが、位置情報が以前と変わってしまっていたり、Sketchup からのモデルに Unity で追加した部分は再度やり直す必要があり、それなりの工数がかかりそう。
その上、なぜか追加した子部品の座標情報が以前とは違うとんでもないところに行っていたりで悩ましい。


参考

Unity2019.4くらいからOBJ形式のマテリアル情報(.mtl)に対応しててビックリ

「Google SketchUp」後継の無償3Dモデリングソフト「SketchUp Make」が公開(2013/5/24 16:11)









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